応用情報技術者試験の過去問&キーワードを動画2443本の動画で解説!スキマ時間に動画!※2017年9月11日現在

PR広告

平成27年度秋応用情報技術者試験午後過去問 問5 ネットワーク 設問4

問5 ネットワーク

ネットワークの設計に関する次の記述を読んで、設問1~4に答えよ。

 W社は、首都圏で事務所向け家具販売を手掛ける、社員数約150人の中堅企業である。首都圏でのオフィス需要の増加を背景に、事業規模の拡大を目指している。これまでは、1か所の事務所(以下、事務所1という)及びサーバ類を設置するデータセンタで業務を行ってきたが、社員数の増加に伴い事務所スペースが足りなくなったので、2か所目の事務所(以下、事務所2という)を、事務所1とは別の地域に新設することにした。事務所2の新設に当たり、ネットワークの設計を企画部のXさんが担当することになった。

〔現状ネットワークの調査〕

 Xさんは、現状ネットワークの利用状況を調査し、次のとおり整理した。

・PCは社員に一人1台ずつ配布されており、LANに接続されている。

・PCを利用して、電子メールの送受信、グループウェアの利用、ファイルの共有(ファイルサーバ及びグループウェアサーバの両方にアクセスして利用)、プリンタの利用、及びインターネット上のWebサイト閲覧を行っている。

・メールサーバ及びグループウェアサーバは、データセンタに設置されている。ファイルサーバ及びプリントサーバは、事務所1内のLAN上に設置されている。グループウェアサーバは、ファイル共有機能を利用するために、ファイルサーバにアクセスしている。

・事務所1及びデータセンタから広域イーサネット網へは、それぞれ広域イーサネット回線(30Mビット/秒)で接続している。

・インターネットには、事務所1及びデータセンタからそれぞれ光回線(100Mビット/秒)で接続している。

・ルータは、インターネットVPN機能をもっている。

・事務所1のPCには192.168.0.0/24からIPアドレスが割り当てられている。

 W社の現状ネットワークの構成を図1に示す。

平成27年度秋応用情報技術者試験午前過去問5 ネットワーク

〔新たなネットワークの設計方針〕

 Xさんは、新たなネットワークを次の方針で設計することにした。

・データセンタ及び事務所1に設置されている機器の設置場所とIPアドレスは、現状のまま変更しない。

・事務所1とデータセンタの広域イーサネット回避、広域イーサネット網及び光回線は、現状のまま変更しない。

・事務所2に設置するルータは、インターネットVPN機能をもつものとする。

・事務所2からは、30Mビット/秒の広域イーサネット回線で、現在も使用している広域イーサネット網に接続し、事務所1及びデータセンタと通信可能とする。

・事務所2からは、光回線(100Mビット/秒)でインターネットに接続する。

・事務所2にプリンタ及びプリントサーバを設置し、各事務所では自事務所内のプリンタを用いて印刷を行う。

・事務所2には最大で300人程度まで収容可能な執務スペースがあるので、PCを300台設置できるように、PCには192.168.12.0/23からIPアドレスを割り当てる。

・業務効率向上のために、事務所1と事務所2の間でテレビ会議を利用する。テレビ会議は、両事務所のPCからグループウェアサーバにIP接続し、グループウェアのテレビ会議機能を用いて行う。PC間の直接通信は行わない。テレビ会議を行う場合、遅延なく良好なレスポンスを確保する必要がある。また、画像の乱れを発生させないために、1台のPC当たり5Mビット/秒の帯域が必要である。同時利用は両事務所で1台ずつを想定する。

 これらの方針に基づくW社の新たなネットワーク構成を図2に示す。

平成27年度秋応用情報技術者試験午前過去問5 ネットワーク

 図2のネットワークの構成において、データセンタに設置したルータBのルーティングテーブル(抜粋)を表1に示す。

平成27年度秋応用情報技術者試験午前過去問5 ネットワーク

〔冗長化構成の検討〕

 図2のネットワークの構成をレビューしたY部長は、次の点を考慮の上、考えられる冗長化の方式を検討するようにXさんに指示した。

・事務所の広域イーサネット回線が不通となった場合に備えて、事務所とデータセンタの間をインターネットVPNで接続して、事務所からデータセンタにアクセス可能となるようにしてほしい。

①事務所の光回線が不通となった場合に備えて、広域イーサネット網の帯域の一部を使って、データセンタ経由でインターネットにアクセス可能となるようにしてほしい。

 XさんはY部長の指示に従い、各ルータにおいて②隣接するルータとの回線のリンク状態を管理して経路制御を行うルーティングプロトコルを用いた設計を開始した。

設問4

〔冗長化構成の検討〕について、(1)~(3)に答えよ。

(1) 広域イーサネット網とインターネットVPNのどちらを主経路として冗長化構成をすべきか。事務所間で利用するテレビ会議機能に着目して、主経路とその理由を25字以内で述べよ。

(2) 本文中の下線①で、事務所の光回線とデータセンタの光回線が同時に利用不可となる場合を少なくするために、光回線の提供事業者を選定する際に考慮すべき対策を30字以内で述べよ。

(3) 本文中の下線②について、該当する適切なプロトコル名を解答群の中から選び、記号で答えよ。

解答群

  • ア ARP
  • イ OSPF
  • ウ RIP
  • エ SNMP

解説

(1)

VPNは、盗聴などのセキュリティ対策に適していますが、暗号化するためにデータ量が増え、広域イーサネットと比較すると遅延が発生する可能性があります。

また、〔新たなネットワークの設計方針〕には

・業務効率向上のために、事務所1と事務所2の間でテレビ会議を利用する。テレビ会議は、両事務所のPCからグループウェアサーバにIP接続し、グループウェアのテレビ会議機能を用いて行う。PC間の直接通信は行わない。テレビ会議を行う場合、遅延なく良好なレスポンスを確保する必要がある。また、画像の乱れを発生させないために、1台のPC当たり5Mビット/秒の帯域が必要である。同時利用は両事務所で1台ずつを想定する。

「遅延なく良好なレスポンスを確保する必要がある。」とあり、遅延しないことが優先となります。このことから、主経路は「広域イーサネット」となります!

理由もテレビ会議の説明をまとめると「遅延が少なくテレビ会議に適しているから(IPA公式解答)」となります!

(2)

事務所の光回線とデータセンタの光回線が同時に利用不可となる場合を少なくするためには、「事務所とデータセンタでは異なる回線業者と契約する(IPA公式解答)」ことで、回線業者の回線がダウンしても、片方が使える状態になる確率が高くなります。

(3)

②隣接するルータとの回線のリンク状態を管理して経路制御を行うルーティングプロトコルは「イ OSPF」です!

平成27年度秋応用情報技術者試験午後過去問 問5 ネットワーク 目次

平成27年度秋基本情報技術者試験過去問 午後 目次

業務経験がない組込みシステム開発の解説は控えさせていただきますご了承ください。


タグ: ,,,,,

PR広告

フェイスブックコメント

難解な応用情報技術者試験午前で80点中48点を取る優しい方法

平成28年度春 応用情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成28年度春 応用情報技術者試験 午後 動画解説再生リスト

平成28年度春 応用情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成28年度秋 応用情報技術者試験 午前 動画解説再生リスト

平成27年度秋 応用情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成27年度秋 応用情報技術者試験 午前 動画解説再生リスト

平成27年度春 応用情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成27年度春 応用情報技術者試験 午後 動画解説再生リスト

平成27年度春 応用情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成27年度春 応用情報技術者試験 午前 動画解説再生リスト

平成26年度秋 応用情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成26年度秋 応用情報技術者試験 午前 動画解説再生リスト

平成26年度春 応用情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成26年度春 応用情報技術者試験 午前 動画解説再生リスト